【簿記2級学習】その他取引>研究開発費と無形固定資産<取引と処理>

記録-log- 学習紹介~learning~

研究開発費と無形固定資産

具体的ないが価値はある。
研究開発費は費用ですが、無形固定資産は資産です。
無形固定資産については特に、のれん、特許権、ソフトウェアの処理を詳しく学習スル。

研究開発費

〗研究開発費とは……?〖
新技術や新製品の発見・発明を目的とした研・究開発に支出した費用を|研究開発費|と呼ぶ。

〗研究開発費の処理〖
支出した時に全額を研究開発費[費用]で処理をスル。

例)研究開発目的にのみ使用する実験装置20000円を購入し代金を小切手を振り出して支払った。
研究開発費 20000/当座預金 20000

無形固定資産

〗無形固定資産とは……?〖
長期にわたってっ使用する資産で具体的な形がないものを|っ無形固定資産|と呼びます。

φ無形固定資産の種類φ
✟法律上の権利
特許権:新規の発明を独占的に使用できる権利
商標権:商標を独占的に使用できる権利
※ほかに、実用新案権、借地権など

✟経済的な価値
のれん:合併や買収で種痘したブランド力など、ほかの会社に対して優位になるもの(超過収益力)
ソフトウェア:後述

〗無形固定資産(ソフトウェア以外)の処理〖
φ無形固定資産を取得したときφ
その取得に要した支出額で特許権[資産]などで処理スル。
例)特許権を10000円で取得し、代金は今月末に支払うことになっている。
特許権 10000/未払金 10000

φ決算時φ
無形固定資産は固定資産と同様、決算において償却します。
償却方法は残存価額をゼロとした定額法で、記帳方法は直接法です。

無形固定資産の償却額は特許権償却[費用]やのれん償却[費用]などで処理スル。
※のれんについては、会計基準により取得後20年以内に、定額法によって償却することが定められている。

例)決算において、当期首に発生した特許権10000円(償却期間10年)とのれん10000円(償却期間20年)を償却する。
特許権償却 1000/特許権 1000
のれん償却 500/のれん  500

ソフトウェア

〗ソフトウェアとは……?〖
コンピュータを機能させるためのプログラムを|ソフトウェア|と呼ぶ。

〗ソフトウェアの目的別分類〖
ソフトウェアの製作費は、そのソフトウェアがどんな目的で柵瀬されたのかによって処理が異なる。

自社利用目的のソフトウェア……2級で学習
②市場販売目的のソフトウェア……1級で学習
③受注政策目的のソフトウェア……1級で学習

〗自社利用のソフトウェアの処理〖
自分の会社で利用するために制作したソフトウェアや自社で利用するために購入したソフトウェアを|自社利用のソフトウェア|と呼ぶ。

自社利用のソフトウェアを制作、購入したとき
自社利用目的に制作したソフトウェアの製作費や自社利用のために購入したソフトウェアの購入費は、利用することによって将来の収益獲得が確実な場合(または費用の削減が確実な場合)にはソフトウェア[資産]で処理スル。

Memo
会社の役に立つなら資産計上スル。と、いうこと。

ただし、ソフトウェア開発費の内研究開発部分に関する費用は研究開発費[費用]で処理スル。

例)M社は当期首において自社利用のソフトウェアを20000円で購入し、代金は現金で支払った。
ソフトウェア 20000/現金 20000
※製作途中のソフトウェアの製作費はソフトウェア仮勘定[資産]で処理しておき、完成した時にソフトウェア仮勘定[資産]からソフトウェア[資産]に振り替えマス。

決算時
自社利用のソフトウェアの取得原価は利用可能期間(原則として5年以内)にわたって、残存価格ゼロとした定額法で償却しマス。
記帳方法は直接法。ソフトウェアの償却額は、ソフトウェア償却[費用]で処理スル。

例)決算において、当期首に購入したソフトウェア(購入価格20000円)を利用可能期間5年で償却スル。
ソフトウェア償却 4000/ソフトウェア 4000
Ж20000/5=4000

※ちなみに翌年の場合同様に4000円になる。決して残額を5で割ったりしてはいけない。割るなら1年引いて4で。

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